そして、昨日からの介護シリーズ。

 

丸一日の講習大トリは

 

認知症についての講義。

 

少しづつ忘れていく記憶

 

過去 現在 未来 あの世 

 

境界線のない世界を視てるように

 

私には感じてきました

 

この日は、

現実的認知症についての学び。

 

痴呆とは 知識が薄れ、口を開けて

木のようにボーっと立ってるさまである。

 

記憶の忘れ方は人それぞれだけど

 

記憶は、1番近い記憶から忘れていく

 

例えば、80歳女性の人が

 

私は26歳 という記憶の認識になると

 

26歳以前の記憶に戻る

 

過去へ戻る映画と同じように

 

記憶もそのままになる。

 

子育て真っ最中だった母に妻に戻る。

 

子供の元へ行かなくちゃ

 

そう、施設にいてたら  

 

ここはどこ?  早く帰らなきゃ と思う。

 

そうよね。 

 

私は今、

26歳で子育てしてるんだもんね

 

帰りたい。子供の元へ。

 

そんな時、行けない。無理よ。 

 

何言ってるの じゃない。

 

そうよね。

 

帰ろう。子供のとこへ帰ろう。

 

行く目的があって出掛けてしまうのが

 

徘徊と呼ばれるもの。

 

どんなに腰が曲がっていても

 

足が悪くても

 

私は、今、26歳 

 

若くて 元気で

どこへでもいける意識に戻る

 

だから、

徘徊した方は遠くまでだって

 

行けてしまうのです。 と。

 

非現実的な状態を

否定しなくていいのは

 

記憶の保持時間が5分程度だからだと。

 

5分の記憶 だからこそ

否定しなくていい

 

そうよね。

そうしよう。

そうしたいよね。

 

共感こそが状態を

落ち着かせることに

 

気持ちを他へ

向かせてあげられること

 

に繋がるんだということ。

 

記憶は近いところから消えていく。

 

記憶がある年齢までの知識しかない。

 

そんなことを学んでいた時

 

ふと、がやってきて。

 

母が亡くなる数年まで

仲良くしてたのに、

亡くなる数ヶ月まで喧嘩してた

 

ことを思い出したんです。

 

あー。

もしかして

母の記憶なくなって

来てたのかもしれない

 

近い記憶がなくなって

 

仲良くなかったあの頃の私が

 

目に移ってたのかもしれない。

 

そうか。

そうだったのかもしれない。

 

フラッシュバックのように感じ

 

講義中に泣けて来てしまってね。

 

あー。やばい。やばい。

 

ラファエール 

思わず心の中で叫びました 笑

 

突然泣き出すへんな生徒に先生も

 

えっ。 って感じですよね。

 

最近 夢に母が出てくること多いわ〜。

なんて、思ってたら

 

こうゆう気づきが待ってたのね。

 

もうそんな気にしてるつもりは

 

なかったけど 無意識な感情に

 

過去の傷のような感情に

 

そんなこともあるから

 

もう気にしなくていいよ

 

のメッセージだったかもしれませんね。

 

現実的 福祉 介護 認知症から

 

の気づきを頂いたようです。

 

気づき体質になると

どこからともなく

 

やってくる 気づきに

やや戸惑いますが 笑

 

ありがたいギフトだと思っています。

 

認知症の方は

心がどんどんクリアに

 

なっていく状態で、

うそを見抜けるんだそうです。

 

真摯な姿勢で向き合うことが

 

大切なんですね。

 

認知症の本当の意味を知り

 

知識を知ることで、理解が深まり

 

介護する側の心身も保てることが

 

あるのだと思います。

 

現実的には大変なこともあるけど

 

感情はきっと繋がれるものだとも

 

思っています。

 

少しでも知ってもらえるきっかけに

 

なれば と思います。

 

素敵なお話し 学びを下さった

 

講習の先生も

とっても素敵な先生でした。

 

ほんとありがとうございました。

 

そして 高齢者の皆様に

 

尊厳、敬意の念と愛と感謝をこめて。

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